副社長はワガママ5歳児。

大人ぶって平然を装ってはみたけど
私の心の中に
子供のような感情が押し寄せる。

...副社長の嘘つき...。

玉置「以前、私はあなたに言いました。
このまま彼と付き合える保証はないと。
今が、決断の時ではないですか?」

紫苑「決断とは?」

玉置さんは持っていたカバンの中から
分厚い資料を取り出す。

玉置「これが我社の現状です。
経理部に所属していた花崎さんになら
分かりますよね?」

手渡された資料に目を通す。
...なるほど。状況は芳しくないんだ。

玉置「副社長のお相手は
三郷財閥のご令嬢です。
あそこからの支援があれば
社長も我社を随分と助かるでしょう。
まあ、あくまでも5年後の話ですが。」

紫苑「逆を言えば
5年の猶予があると言う事ですよね?」
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