副社長はワガママ5歳児。

副社長が会議室から出て来るまでの
数時間。私はずっとその事ばかり
考えていた。突然、会社のこれからを
任されたって困ってしまう。

何でもない一社員の私に
これからの事など決められるはずがない。

だったら、委ねるべきはあの人しかいない。
その決断に従うしかない。

玉置さんから預かった資料を
鍵付きの引き出しの中にしまい
会議室へと向かった。

続々と出て来る、会社の重役達に
頭を下げ続けていると副社長が
私の頭を小突いた。

悠真「戻ろうぜ。」

副社長室に戻るとネクタイを緩め
シャツを脱ぎ捨て、いつもの
ラフな格好の副社長へと戻る。
< 210 / 230 >

この作品をシェア

pagetop