副社長はワガママ5歳児。

悠真「紫苑。アールグレイ淹れて。」

紫苑「うん。」

今ではもう、副社長が何を飲みたいか
なんて考えなくても良くなった。

あの日から副社長の選択は一択だ。
私が好きだと言ったアールグレイしか
飲まなくなった。

それほどまでに時は流れた。
副社長との関係性も変わった。

紫苑「あのさ...何か話とかない?」

悠真「...んー。話っつったら
紫苑の親にいつ会いに行くかって事かな。」

副社長は何でも私に
話してくれていると思い込んでいた。
でも、違ったんだ。
お見合いの事を隠すって事は
副社長の中で私よりもお父さんの方が
大切だって思ったからなんだ。
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