副社長はワガママ5歳児。

紫苑「代わろうか?」

悠真「は?」

紫苑「私、ベッドじゃなくても
眠れるし明日も仕事なのに
眠れないと困るでしょ?」

副社長は盛大なため息をつくと
で?と聞き返した。

悠真「どこ行くの?」

さすがに私も女だ。
赤の他人の男に向かって
トイレに行きたいと言うのは
恥じらいがある。

私が黙り込んでいると
起き上がった副社長は
私の左腕を掴み起き上がらせる。

悠真「行ってきたら?」

紫苑「うん。」

病室から出た私がトイレへ行き
また病室へ戻ると副社長は
立ったまま待っていた。

そのまま私の体を支えると
ベッドに横たわらせる。
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