エリート御曹司は獣でした
「久瀬さん、ふざけている場合じゃないです。これは由々しき事態なんですよ。指定された料亭のスッポン鍋の値段は一人前、一万円からとなっていました。大食漢の長野さんなら、五人前はペロリです。それだけじゃなく、普段口にできない珍しいメニューを、片っ端から注文するに違いありません。遠慮してくれない人ですから」
「確かにそうだな。あまりに高額では、もし祖父のツケにできなかった場合に困る。経費で落とすのも難しそうだ。やはり断ろう」
久瀬さんが、仕事モードの顔つきになっていく。
それを見て、真面目な彼の意識の方が、強く出てきたかと喜んだのだが……。
「長野さんを不愉快にさせないよう、断り方は検討しないとならないな。大事な顧客である望月フーズはーー」
そう言って言葉を切った彼は、なぜか「モチヅキ?」と初めて聞いた単語であるかのように目を瞬かせている。
「モチヅキとは……なんだろう。モチモチして旨そうな響きだな。ああ、奈々子の尻の感触もモチモチだ。なんて気持ちがいいんだ。もっと触りたいから、早くスッポンポンにしないと」
「確かにそうだな。あまりに高額では、もし祖父のツケにできなかった場合に困る。経費で落とすのも難しそうだ。やはり断ろう」
久瀬さんが、仕事モードの顔つきになっていく。
それを見て、真面目な彼の意識の方が、強く出てきたかと喜んだのだが……。
「長野さんを不愉快にさせないよう、断り方は検討しないとならないな。大事な顧客である望月フーズはーー」
そう言って言葉を切った彼は、なぜか「モチヅキ?」と初めて聞いた単語であるかのように目を瞬かせている。
「モチヅキとは……なんだろう。モチモチして旨そうな響きだな。ああ、奈々子の尻の感触もモチモチだ。なんて気持ちがいいんだ。もっと触りたいから、早くスッポンポンにしないと」