エリート御曹司は獣でした
「すみません。恥ずかしくて言えませんでした。二十五にもなって経験なしなんて、やっぱり、引きますよね……?」
あまりにも冴えない私の恋愛遍歴に、幻滅させてしまったのではないかと思い、正直に話したことを後悔する。
始まったばかりの恋が、早くも終了かと恐れたが、「違う」という言葉がため息とともに降ってきた。
「引くわけないだろ。俺の治療に協力してくれたことに対して言ったんだ。未経験なのに、我を失った俺に何度も襲われて……度胸がいいにもほどがあるだろ」
狼化している時の行動を、真面目な彼本来の意識は制御できない。
変身時間の短縮を狙って、私なりに体当たりの治療を施した間、キスされて胸をまさぐられ、危うく下着まで脱がされそうになったこともあった。
恐怖心がなかったわけではないが、それは襲われることに対するものではない。
久瀬さんの凄まじい色気に私がやられて、流されてしまいそうで、それは怖かった。
変身中の彼と肉体関係を結んでしまえば、元に戻った後に彼を深く傷つけることになる。
そうならないように、ギリギリのところで必死に耐えていたのは事実であった。
あまりにも冴えない私の恋愛遍歴に、幻滅させてしまったのではないかと思い、正直に話したことを後悔する。
始まったばかりの恋が、早くも終了かと恐れたが、「違う」という言葉がため息とともに降ってきた。
「引くわけないだろ。俺の治療に協力してくれたことに対して言ったんだ。未経験なのに、我を失った俺に何度も襲われて……度胸がいいにもほどがあるだろ」
狼化している時の行動を、真面目な彼本来の意識は制御できない。
変身時間の短縮を狙って、私なりに体当たりの治療を施した間、キスされて胸をまさぐられ、危うく下着まで脱がされそうになったこともあった。
恐怖心がなかったわけではないが、それは襲われることに対するものではない。
久瀬さんの凄まじい色気に私がやられて、流されてしまいそうで、それは怖かった。
変身中の彼と肉体関係を結んでしまえば、元に戻った後に彼を深く傷つけることになる。
そうならないように、ギリギリのところで必死に耐えていたのは事実であった。