エリート御曹司は獣でした
強引な行為に私が声も出せずに固まっていると、ブラジャーを上にずらされ、あらわにされた裸の胸に彼が顔を埋めた。

熱い吐息をついた彼が、「まずい……」と、低い声で振り絞るように呟く。


「ポン酢による変身体質は治ったが、たった今、別の体質になったようだ」

「ええっ!?」


裸にさせられた恥ずかしさはいったん隅に追いやられ、また治療の日々が始まるのかと、私は驚き焦る。


「どんな体質ですか?」と緊張して問えば、ニヤリとした彼が普通サイズの私の胸を撫でながら唇にキスをする。

深く口づけ、じらすようになかなか答えをくれない彼であったが、唇を離して顔を上げると、甘く囁くように教えてくれた。




「奈々子が可愛すぎて、滅茶苦茶に愛したくなる体質だよ。まずいな。このままだと奈々子を見るたびに欲情を抑えられなくて、日常生活に支障をきたしそうだ。取りあえず、旅行を延長しようか。できるだけ長く一緒にいたい」


< 265 / 267 >

この作品をシェア

pagetop