オジサンに恋しちゃダメですか
その場の空気は、一気に重い物に変った。

「今日の帰り、また来て。」

「あの……」

「ちゃんと、魂こもった作品、作るから。」

眼鏡さんは、そして自分の席に、戻って行った。


営業部に戻った私は、放心状態。

仕事って、こんなにも、大変なんだ。

そう思って、半日。

何も、手を付けられなかった。


そして、帰り。

私はもう一度、開発部に行って、眼鏡さんの元を訪れた。

「ごめん。もう少しだ。」

「いえ。私、ここで待っています。」

そう言って、近くの椅子に座って、仕上がりを待っていた。

既に、時間は18:30を回っていた。

眼鏡さん、一日中この仕事に打ち込んでいたのかと思うと、頭が下がる。

そして、1時間後。

眼鏡さんから、1枚のデザイン画を貰った。
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