オジサンに恋しちゃダメですか
それは、昨日のモノとも、一昨日のモノとも、違っていた。

「うわぁ……」

「どうだ?」

「綺麗です。きっと、課長も気に入ります。ありがとうございます。」

お礼をして、私は急いで、課長の元へ走った。

この時間だったら、まだ課長、いるかもしれない。


息を切らしながら、営業部に戻ると、暗闇の中、課長が一人残っていた。

「課長、できました。」

私は課長に、デザイン画を差し出した。

「これは……」

そのデザイン画が成功だって、課長の顔で分かった。


その瞬間、私の目からは、涙が零れた。

「また泣く。」

「だって、まさか本当に、三日で仕上がるなんて……」

このままずるずる、1週間、かかるものだと思っていた。

「すごいです。眼鏡さん。」

「眼鏡さん?」
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