オジサンに恋しちゃダメですか
「無理。」

即答された私は、急に倒れそうになった。

「そこを何とか!」

「こっちだってね、予定が詰まってるんだよ。」

「こっちだって……え、営業戦線の関係があるんです!」

またもや、睨み合い。

もう、このやりとり、疲れた。


「ああ、面倒くさいな。」

遂に、担当者が怒りだした。

急に目の前に紙を用意して、私が渡した資料を読み込み始めた。

「とりあえず、今日の帰り、取りに来てもらえる?」

私の目の前が、急に明るくなった。

「はい。お願いします!」


私は、息勇んで営業部に戻って来た。

「課長。今日の帰りに、デザイン来ます。」

「よし。よくやった!」

課長は、立ち上がって喜んでくれた。

でもそれはただの、第1稿な訳で……


帰りにデザインを取りに行ったけれど、直ぐに課長の”赤”が、入れられてしまった。
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