上司と私の偽恋愛 ※番外編追加しました※
尊さんは私の上に覆い被さるように近づいてゆっくりとキスをする。
唇へのキスが次第に首筋へと移動して尊さんの手が背中のファスナーを下げようとする。
「ま、待って! ダメ!」
背中に回す腕を思わず掴むと尊さんは目を丸くして私を見る。
「なんで?」
「え? だってまだこんな時間なのに」
そう、今はまだ昼間だ。
部屋の中は外からの陽の光が入って、白い壁がより明るさを増長させている。
場の雰囲気に流されそうになりながら一瞬の隙をついて理性がそれを止めようとする。
「亜子。俺もう限界……」
耳元で掠れた声が聞こえる。
ずるい。
どうしてそんな顔するの?
私の髪を触りながら、苦しそうな顔をして伝えてくる尊さんにそれ以上何も言えなかった。
止まっていた手はファスナーを下げていき服を脱がされる。
裸になった私の体中に尊さんはキスをしていく。時折荒々しくなる行為はその都度私を果てまで追い詰める。
「愛してる」
低く掠れた声は耳元で囁かれ、私をより敏感にさせて未知の世界へと連れていった。
「……こ。……亜子」
目を開けると部屋はまだ明るいが日が落ちかけているのが分かる。
眠ってしまった?
気づけば2人とも裸の状態でベットに入ってるままだ。
「このまま寝させてあげたかったけどそうもいかないんだ。シャワーを浴びて準備しよう」