365日のラブストーリー
「行きましょうか」
促されて、唇を横に引いたまま頷く。
肩にはまだ引き寄せられたときの、神長の手の感触が残っている。たった一瞬の出来事なのに、それを忘れてしまいたくないと思っていることに気付く。
(どうしよう。一緒にいると、わたしどんどん神長さんのこと……)
特別な何かがあったわけじゃない。それなのに側に居るだけで、想いは胸の内を鮮やかに染めていく。一体これにどうやって抗えばいいのか、有紗には見当もつかなかった。
促されて、唇を横に引いたまま頷く。
肩にはまだ引き寄せられたときの、神長の手の感触が残っている。たった一瞬の出来事なのに、それを忘れてしまいたくないと思っていることに気付く。
(どうしよう。一緒にいると、わたしどんどん神長さんのこと……)
特別な何かがあったわけじゃない。それなのに側に居るだけで、想いは胸の内を鮮やかに染めていく。一体これにどうやって抗えばいいのか、有紗には見当もつかなかった。