365日のラブストーリー
今日は食べる物や家具、生活していて当たり前に身の回りにあるものについて、よく考えさせられる日だ。けれどもそれらを大切にすると、何気ない日々の暮らしまで、もっと大切に思えるようになるのかもしれない。
「昔はなんでも直したし、それでだめになったらまた別の用途で使ったりしたものなのよ。使い捨てる方が楽なのかもしれないけれど、思い出までなくなってしまうみたいで、少し悲しいわよね。きっとわたしの考えが古いんでしょうけれど」
そんなことはないと気持ちの中では共感していたが、実際の行動を顧みると同意の言葉を発することができず、有紗は笑顔で受け流す。
「あなたはどうして、西洋館に詳しいの? もしかしてそういう関係のお仕事の方?」
婦人が神長に尋ねた。
「いえ、家が近いものですから。これまで何度かここに来たことがあるんです」
「あらそうだったのね。ここは素敵なところですものね」
「昔はなんでも直したし、それでだめになったらまた別の用途で使ったりしたものなのよ。使い捨てる方が楽なのかもしれないけれど、思い出までなくなってしまうみたいで、少し悲しいわよね。きっとわたしの考えが古いんでしょうけれど」
そんなことはないと気持ちの中では共感していたが、実際の行動を顧みると同意の言葉を発することができず、有紗は笑顔で受け流す。
「あなたはどうして、西洋館に詳しいの? もしかしてそういう関係のお仕事の方?」
婦人が神長に尋ねた。
「いえ、家が近いものですから。これまで何度かここに来たことがあるんです」
「あらそうだったのね。ここは素敵なところですものね」