365日のラブストーリー
骨格は生まれ持ってのものに違いなかったが、並ぶ姿を目の当たりにすると、遠くから眺めているくらいがちょうど良い相手なんだろうなとよく分かる。
それなりにかしこまった言葉で話をしていれば、恋人と間違われることはないだろうが、周りからは、どんな関係だと思われているのだろうか。
背中に足音が近づいてきて、聞き覚えのある声がした。先ほどの婦人だ。
「良かったら、お二人の写真撮らせてもらってもいいかしら?」
有紗と神長は一瞬目を見合わせた。それから彼らの方に向き直った。もうすでに彼女の夫はカメラのレンズをこちらに向けている。
「冬景色だし、若い人たちが入っていた方風景だけよりも華やかになるから。あとは、今回の旅の思い出にね」
「そういうことでしたら」神長が同意を求めるように視線を向けてくる。
「あ……いえ、わたしが入るよりも、神長さんだけのほうが!」
「え」
唖然とした神長を残して、有紗は逃げるようにカメラを構えた老夫婦側に行く。
それなりにかしこまった言葉で話をしていれば、恋人と間違われることはないだろうが、周りからは、どんな関係だと思われているのだろうか。
背中に足音が近づいてきて、聞き覚えのある声がした。先ほどの婦人だ。
「良かったら、お二人の写真撮らせてもらってもいいかしら?」
有紗と神長は一瞬目を見合わせた。それから彼らの方に向き直った。もうすでに彼女の夫はカメラのレンズをこちらに向けている。
「冬景色だし、若い人たちが入っていた方風景だけよりも華やかになるから。あとは、今回の旅の思い出にね」
「そういうことでしたら」神長が同意を求めるように視線を向けてくる。
「あ……いえ、わたしが入るよりも、神長さんだけのほうが!」
「え」
唖然とした神長を残して、有紗は逃げるようにカメラを構えた老夫婦側に行く。