365日のラブストーリー
婦人の計らいで、有紗のスマートフォンでツーショット写真を撮ってもらった。それが終わったあと、今度は神長が老夫婦の写真を撮った。後日データを送るからと言われて、神長は名刺交換をしている。
礼を言って別れたあとに、有紗はスマートフォンで撮ってもらった写真を確認した。
緊張のあまり、笑顔は凍り付いてしまっている。等身バランスの差にはがっかりだが、自分の映っている部分をカットして、神長だけを残しておけばとてもいい写真になるはずだ。
神長は写真のために構える必要などなさそうだった。写真に映り慣れているという風ではないのに、綺麗に映っている。
(これは宝物にしなきゃ)
じっと眺めていると、神長が横からスマートフォンを覗き込んできた。
「たしかに、人が入っている方が冬の庭が寒々しくないですね」
耳元のよく通る声が聞えてくる。
礼を言って別れたあとに、有紗はスマートフォンで撮ってもらった写真を確認した。
緊張のあまり、笑顔は凍り付いてしまっている。等身バランスの差にはがっかりだが、自分の映っている部分をカットして、神長だけを残しておけばとてもいい写真になるはずだ。
神長は写真のために構える必要などなさそうだった。写真に映り慣れているという風ではないのに、綺麗に映っている。
(これは宝物にしなきゃ)
じっと眺めていると、神長が横からスマートフォンを覗き込んできた。
「たしかに、人が入っている方が冬の庭が寒々しくないですね」
耳元のよく通る声が聞えてくる。