365日のラブストーリー
「ちがいますっ」
宇美は冗談に決まってるでしょ、と笑い飛ばした。
いつのまにか注目の的だ。有紗はうつむいて、蕎麦をすすった。
「で、森住さんとはどうなったの」
以前一緒にランチに行った時の話を覚えていたらしい、宇美が突っ込んできて、有紗はうなだれた。しどろもどろになりながら、翌日に千晃と一緒に出かけたことを話すと、宇美は呆れたようにため息をついた。
「あんまり気を持たせると、後が面倒だよ。だって、どうすんの。神長さんが綿貫のこと好きだから付き合って欲しいっていってきたら」
「それは……でも、その可能性はあんまりないような気がして」
「ふうん、じゃあ気がなさそうだったら森住さんと付き合うんだ?」
有紗は黙り込んだ。言葉に出して好きだと言ってはくれているが、母親が欲しいという気持ちがそこに深く絡んでいるような気もして、千晃の本音が見えない。結局のところ、二人が何を考えて自分と会っているのかがわからないのだ。
宇美は冗談に決まってるでしょ、と笑い飛ばした。
いつのまにか注目の的だ。有紗はうつむいて、蕎麦をすすった。
「で、森住さんとはどうなったの」
以前一緒にランチに行った時の話を覚えていたらしい、宇美が突っ込んできて、有紗はうなだれた。しどろもどろになりながら、翌日に千晃と一緒に出かけたことを話すと、宇美は呆れたようにため息をついた。
「あんまり気を持たせると、後が面倒だよ。だって、どうすんの。神長さんが綿貫のこと好きだから付き合って欲しいっていってきたら」
「それは……でも、その可能性はあんまりないような気がして」
「ふうん、じゃあ気がなさそうだったら森住さんと付き合うんだ?」
有紗は黙り込んだ。言葉に出して好きだと言ってはくれているが、母親が欲しいという気持ちがそこに深く絡んでいるような気もして、千晃の本音が見えない。結局のところ、二人が何を考えて自分と会っているのかがわからないのだ。