365日のラブストーリー
「まあ、会ったり話したりを繰り返さないとね。お見合いだってなんだってそうだし。どっちにも『あなたのことが好きです』って言ったら、それはちょっと不誠実だけど」
不誠実、という言葉が有紗の上に重くのしかかる。
「結局のところ、綿貫がどうするのかは神長さんの気持ち次第なのかもな。さっさとアクション起こさないとね。気持ちを確かめれば前にすすめるでしょ」
焦ってアタックして、今の関係を壊してしまいたくない。けれど宇美の言うとおり、神長との関係が壊れて、避けられてしまうようになったとしても、今動かなければいけないかもしれない。
自分では勇気が出ないが、宇美が動いてくれるのなら覚悟は決まる。……かもしれない。
「相手がどんな男かはわからないけど、あなた十分かわいいから大丈夫」
見知らぬ男にまで励まされ、有紗は深々と頭を下げた。
「天ぷらはちょっと余計だったな。眠くなりそう」
宇美は口元に手を当てて大あくびをしている。IDカードをかざしてビルのエントランスをくぐり抜け、有紗は宇美とエレベーターホールへと向かう。
不誠実、という言葉が有紗の上に重くのしかかる。
「結局のところ、綿貫がどうするのかは神長さんの気持ち次第なのかもな。さっさとアクション起こさないとね。気持ちを確かめれば前にすすめるでしょ」
焦ってアタックして、今の関係を壊してしまいたくない。けれど宇美の言うとおり、神長との関係が壊れて、避けられてしまうようになったとしても、今動かなければいけないかもしれない。
自分では勇気が出ないが、宇美が動いてくれるのなら覚悟は決まる。……かもしれない。
「相手がどんな男かはわからないけど、あなた十分かわいいから大丈夫」
見知らぬ男にまで励まされ、有紗は深々と頭を下げた。
「天ぷらはちょっと余計だったな。眠くなりそう」
宇美は口元に手を当てて大あくびをしている。IDカードをかざしてビルのエントランスをくぐり抜け、有紗は宇美とエレベーターホールへと向かう。