365日のラブストーリー
「雑味のないクリアなビールほど、味に誤魔化しが利かないんです。工場で大量生産されているものだと思うと、稀少感がないかもしれませんけれど、あの味を常に同じ品質で提供し続けるのには高い技術が必要で、他社が真似しようと思っても作れない味なんですよ」
宇美は感心したように大きく頷いた。
日本でスーパードライが作られた頃、実は海外でも同じようなドライビールがいくつも作られていたらしい。結局はどれも成り立たず、ビールの新ジャンルとして確立されなかったことが、世界で注目されるまで時間がかかってしまった要因らしい。
(どうしよう。わたしより全然ビールのこと詳しい……)
神長の話を聞きながら、有紗はうなだれた。何か新しい経験をさせてあげられたら、と考えること自体がおこがましかったのかもしれない。
「うーん、ビールの基準をスーパードライにしちゃうと、クラフトビールの美味しさが掴めないのかもね。だから今ひとつに感じるのかな」
宇美は感心したように大きく頷いた。
日本でスーパードライが作られた頃、実は海外でも同じようなドライビールがいくつも作られていたらしい。結局はどれも成り立たず、ビールの新ジャンルとして確立されなかったことが、世界で注目されるまで時間がかかってしまった要因らしい。
(どうしよう。わたしより全然ビールのこと詳しい……)
神長の話を聞きながら、有紗はうなだれた。何か新しい経験をさせてあげられたら、と考えること自体がおこがましかったのかもしれない。
「うーん、ビールの基準をスーパードライにしちゃうと、クラフトビールの美味しさが掴めないのかもね。だから今ひとつに感じるのかな」