365日のラブストーリー
「俺はこっちの方がよかったです」
「え……でも」
「日本で海外ほどクラフトビールが流行らない理由に、我流で味が安定しないというのがあると思うんですけれど。大手メーカー発なら、これまでの技術を下地にした安定した味のビールが飲めますから、気に入れば安心して人を誘える店になりますし」
「よかったね、綿貫。店選び成功だ」
宇美がグラスを持ち上げて乾杯を促してきた。神長も便乗して、三人であらためて乾杯した。気を遣ってくれただけだろう。そう思っていたが、これまでの話を踏まえて考えれば、本音なのかもしれない。
「ほっとしました。神長さんあんまりお酒が進んでないから、好きじゃなかったかなあとか」
「とんでもない。好きですよ。よく味わってます」
「すみませんねー、ひとりでガブガブ飲んじゃって」
宇美が行動をあらためるでもなくグラスを呷ると、神長は共感を示した。
「それはそれで良いんじゃないですか。ビールは楽しく飲むのがいちばんですから」
「え……でも」
「日本で海外ほどクラフトビールが流行らない理由に、我流で味が安定しないというのがあると思うんですけれど。大手メーカー発なら、これまでの技術を下地にした安定した味のビールが飲めますから、気に入れば安心して人を誘える店になりますし」
「よかったね、綿貫。店選び成功だ」
宇美がグラスを持ち上げて乾杯を促してきた。神長も便乗して、三人であらためて乾杯した。気を遣ってくれただけだろう。そう思っていたが、これまでの話を踏まえて考えれば、本音なのかもしれない。
「ほっとしました。神長さんあんまりお酒が進んでないから、好きじゃなかったかなあとか」
「とんでもない。好きですよ。よく味わってます」
「すみませんねー、ひとりでガブガブ飲んじゃって」
宇美が行動をあらためるでもなくグラスを呷ると、神長は共感を示した。
「それはそれで良いんじゃないですか。ビールは楽しく飲むのがいちばんですから」