365日のラブストーリー
「神長さん、ここはわたしが! 決めてたんです。たくさんお世話になりましたし、今日こそは絶対、ぜったいに払います」
「いい値段になると思いますよ? これだけ人数がいますし」
テーブルを改めて見渡して、有紗は働かない頭で計算をする。一杯約千円。隣のテーブルの会計はきちんと別にしてあるのだろうか。それとも、こちらのテーブルに全部ついてしまっているのだろうか。思わず財布の中身を確認する。
まもなく戻ってきた店員から伝票を受け取って、神長はクレジットカードを出した。
「そっか、カード。カードだったらわたしもあります」
「大丈夫です、俺が払います」
そうしているうちに宇美が、財布から一万円札の束を引き抜いてテーブルに置いた。
「これで会計してちょうだい。隣のテーブルの分も一緒に」
店員は手を迷わせていたが、勢いに押されたように宇美の金を取っていった。
「いい値段になると思いますよ? これだけ人数がいますし」
テーブルを改めて見渡して、有紗は働かない頭で計算をする。一杯約千円。隣のテーブルの会計はきちんと別にしてあるのだろうか。それとも、こちらのテーブルに全部ついてしまっているのだろうか。思わず財布の中身を確認する。
まもなく戻ってきた店員から伝票を受け取って、神長はクレジットカードを出した。
「そっか、カード。カードだったらわたしもあります」
「大丈夫です、俺が払います」
そうしているうちに宇美が、財布から一万円札の束を引き抜いてテーブルに置いた。
「これで会計してちょうだい。隣のテーブルの分も一緒に」
店員は手を迷わせていたが、勢いに押されたように宇美の金を取っていった。