365日のラブストーリー
それからしばらく、会社近くにあるランチのできる店の話をしたり、お気に入りのスイーツの話をした。自分の好きな話題ならばいくらでも話ができる。けれども、楽しいはずのその時間に焦りばかりを感じてしまう。
このままでは昼休みが終わる。二人の仲を変化させることもできないままに。
(なにか、切り出さなきゃ)
何気ない話をしているあいだにも、必死さが滲み出てしまっていたのか、坂巻のほうから「神長くんのことだけど」と、また話題を戻してくれた。
「できれば今日の話はしないでおいてほしい。仕事をする上で、僕が神長くんにとって何の不安もなく寄りかかれる存在になれなかったら、きっと僕じゃない人がパートナーになったほうが良いと思うから。神長くんのことが大切だから中途半端なことはしたくないんだってことは理解してほしい」
「理解はしてます。でも、仕事のことで友人関係にも線引きするなんて」
「たぶん、いまの綿貫さんにはいくら話しても僕の気持ちはわからないと思う。でも神長くんはわかってると思うよ。きちんと答えを出すつもりでいるから、もう少し時間をください」
坂巻は苦笑いした。
このままでは昼休みが終わる。二人の仲を変化させることもできないままに。
(なにか、切り出さなきゃ)
何気ない話をしているあいだにも、必死さが滲み出てしまっていたのか、坂巻のほうから「神長くんのことだけど」と、また話題を戻してくれた。
「できれば今日の話はしないでおいてほしい。仕事をする上で、僕が神長くんにとって何の不安もなく寄りかかれる存在になれなかったら、きっと僕じゃない人がパートナーになったほうが良いと思うから。神長くんのことが大切だから中途半端なことはしたくないんだってことは理解してほしい」
「理解はしてます。でも、仕事のことで友人関係にも線引きするなんて」
「たぶん、いまの綿貫さんにはいくら話しても僕の気持ちはわからないと思う。でも神長くんはわかってると思うよ。きちんと答えを出すつもりでいるから、もう少し時間をください」
坂巻は苦笑いした。