365日のラブストーリー
「わたしの知ってる人ですか?」
「そういうことになりますね」
神長は口元を綻ばせた。
先に生ビールをオーダーして、あらためて向かい合う。
(美人は三日で飽きるとかいうけど、絶対うそ)
何度見てもため息をこぼしそうなほど整った顔。力のある目。特別な人というのは見た瞬間にわかるものだという言葉を、そのまま形にしたような人だ。
「なにか?」神長が首を傾げた。
「す、すみません。なんでもないです」格好良すぎて見とれていた、などと言えるはずもなく、有紗は視線を逸らす。
「何かあったのかなと思いましたけど。杞憂だったかな。仕事はどうですか」
「あっ、神長さんの考えてくださった新システム、とっても評判いいです。うちの部の仕事内容もがらっと変わるみたいです。宇美さんが新システムの良さを見越して、部内の業務をいろいろ見直ししていたみたいで――」
夢中になって話し始めたが、神長にとってはもう終わった案件という感じなのだろうか、きちんと聞いてはくれているが、反応は薄い。
「そういうことになりますね」
神長は口元を綻ばせた。
先に生ビールをオーダーして、あらためて向かい合う。
(美人は三日で飽きるとかいうけど、絶対うそ)
何度見てもため息をこぼしそうなほど整った顔。力のある目。特別な人というのは見た瞬間にわかるものだという言葉を、そのまま形にしたような人だ。
「なにか?」神長が首を傾げた。
「す、すみません。なんでもないです」格好良すぎて見とれていた、などと言えるはずもなく、有紗は視線を逸らす。
「何かあったのかなと思いましたけど。杞憂だったかな。仕事はどうですか」
「あっ、神長さんの考えてくださった新システム、とっても評判いいです。うちの部の仕事内容もがらっと変わるみたいです。宇美さんが新システムの良さを見越して、部内の業務をいろいろ見直ししていたみたいで――」
夢中になって話し始めたが、神長にとってはもう終わった案件という感じなのだろうか、きちんと聞いてはくれているが、反応は薄い。