365日のラブストーリー
「わたしが理由で、森住さんがやりたい仕事が出来なくなってしまったら悲しいです」
「そうやって言うだろうとは思った。……でも、時間あるからもう少し悩んどくわ。心暖のこともあるし、まきさんの仕事量半端なかったもんなー。代わりにはなれねえもん」
席待ちもあと二組になり、店員が人数を訊いてきた。有紗は迷わずに三人であることを告げる。
どんな距離感がいちばん良いのか、まだはっきりとわからない。けれど、人が周りから影響を受けながら少しずつ変わっていくのなら、かかわりを持ちながら新しい付き合い方を探していくしかない。今日はその第一歩だ。
それからしばらく仕事の話をしていたが、千晃はふいに話題を変えてきた。
「その服って、神長さんの好み?」
ずっと気になっていたのだろうか、その割に千晃の目線は、ワンピースを直接見ることを避けるように、斜め上に向けられている。
「いえ、これは昔ハワイで買ったものです。こういう場所じゃないと着られないかなって思って引っ張り出してみたんですけれど。……やっぱりちょっと変ですか?」
「そうやって言うだろうとは思った。……でも、時間あるからもう少し悩んどくわ。心暖のこともあるし、まきさんの仕事量半端なかったもんなー。代わりにはなれねえもん」
席待ちもあと二組になり、店員が人数を訊いてきた。有紗は迷わずに三人であることを告げる。
どんな距離感がいちばん良いのか、まだはっきりとわからない。けれど、人が周りから影響を受けながら少しずつ変わっていくのなら、かかわりを持ちながら新しい付き合い方を探していくしかない。今日はその第一歩だ。
それからしばらく仕事の話をしていたが、千晃はふいに話題を変えてきた。
「その服って、神長さんの好み?」
ずっと気になっていたのだろうか、その割に千晃の目線は、ワンピースを直接見ることを避けるように、斜め上に向けられている。
「いえ、これは昔ハワイで買ったものです。こういう場所じゃないと着られないかなって思って引っ張り出してみたんですけれど。……やっぱりちょっと変ですか?」