365日のラブストーリー
「……わたし、知らなくて」
「ん?」

「ほんとうのイケメンはお洋服込みじゃないってこと。神長さんは何も着ていなくても素敵です」

 神長は顔をそむけてぷっと吹き出した。

「……何言ってるんですか、あなたは」
「あっ、ごめんなさい。笑わせたりしたら、ムード台無しですよね」

「でもまあ、こういうのが俺たちらしいですかね。どうぞ、リラックスしてください」

 有紗はベッドの上に優しく寝かされた。自分だけがショーツ一枚では恥ずかしい。有紗は神長のベルトに手を伸ばそうとしたが、それよりも先に内腿のあいだに彼の手が割り込んできた。

 触れられたら気付かれてしまう。けれども逃れることはできなくて、有紗はじっとそのときを待つ。
 神長の指先が、熱を持った部分をそっとなぞる。有紗は目を伏せ、詰めていた息を吐き出した。




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