365日のラブストーリー
頭を下げてばかりの有紗の前に、飲み物のメニューが置かれた。
予想よりもゼロのひとつ多い地酒の値段に、思考が止まる。食事はもうすでにオーダー済みということらしいが、いったいいくらするのだろう。
何を選ぶのが正解かわからないまま神長に視線を振ると「初めはスパークリングワインをグラスでもらいますか?」と提案してきた。
有紗が頷くと、向かいのふたりもそれに便乗した。
以前日本料理の店を紹介してもらったとき、永田夫妻はたしか白ワインを勧めてくれていた。神長はちゃんとそれを覚えていたのだ。
初めの一杯をオーダーして、ほっと一息つくと、
「有紗ちゃんはなんだか随分印象が変わったわよね。実はこの部屋に入ってきたとき他のお嬢さんじゃないかと思ったくらい」と絵津子が笑いかけてきた。
「実は……前お会いしたときよりも太ってしまって。どうしよう、そんなに変わりました?」
「そうじゃないのよ、あなたとても綺麗になったから驚いて」
予想よりもゼロのひとつ多い地酒の値段に、思考が止まる。食事はもうすでにオーダー済みということらしいが、いったいいくらするのだろう。
何を選ぶのが正解かわからないまま神長に視線を振ると「初めはスパークリングワインをグラスでもらいますか?」と提案してきた。
有紗が頷くと、向かいのふたりもそれに便乗した。
以前日本料理の店を紹介してもらったとき、永田夫妻はたしか白ワインを勧めてくれていた。神長はちゃんとそれを覚えていたのだ。
初めの一杯をオーダーして、ほっと一息つくと、
「有紗ちゃんはなんだか随分印象が変わったわよね。実はこの部屋に入ってきたとき他のお嬢さんじゃないかと思ったくらい」と絵津子が笑いかけてきた。
「実は……前お会いしたときよりも太ってしまって。どうしよう、そんなに変わりました?」
「そうじゃないのよ、あなたとても綺麗になったから驚いて」