365日のラブストーリー
「よかったですね、有紗の選んだものが絵津子さんに気に入ってもらえて」
「廉さんのおかげです。お食事もごちそうになってしまったのに、写真までいただいて、何も用意してなかったら申し訳ない気持ちになってしまうところでした」
有紗は歩きながら、鞄の中から絵津子からもらった封筒を取りだした。冬に撮った西洋館での写真を見ていると幸せがじわじわとこみ上げてくる。
「ああ、やっぱり廉さん……かっこいい」
有紗がうっとりしていると、神長がつぶやいた。
「本人が隣にいますけど」
「だって実物をまじまじ見るのは眩しすぎて。だから写真っていいんですよ。誰にも何も思われずに、好きなだけ幸せに浸れるんです。毎朝絶対に見ると思います」
「……そういえばさっき写真を撮ってもらったとき、あなたは何を考えていましたか?」
「わたし、どんな顔していました?」
カメラの液晶で映りの確認をしがてら、神長と永田が会計についての話もしているようだったから近づけないままだった。
神長は足を止め、じっと有紗をみつめた。
「廉さんのおかげです。お食事もごちそうになってしまったのに、写真までいただいて、何も用意してなかったら申し訳ない気持ちになってしまうところでした」
有紗は歩きながら、鞄の中から絵津子からもらった封筒を取りだした。冬に撮った西洋館での写真を見ていると幸せがじわじわとこみ上げてくる。
「ああ、やっぱり廉さん……かっこいい」
有紗がうっとりしていると、神長がつぶやいた。
「本人が隣にいますけど」
「だって実物をまじまじ見るのは眩しすぎて。だから写真っていいんですよ。誰にも何も思われずに、好きなだけ幸せに浸れるんです。毎朝絶対に見ると思います」
「……そういえばさっき写真を撮ってもらったとき、あなたは何を考えていましたか?」
「わたし、どんな顔していました?」
カメラの液晶で映りの確認をしがてら、神長と永田が会計についての話もしているようだったから近づけないままだった。
神長は足を止め、じっと有紗をみつめた。