365日のラブストーリー
失言の理由を知って、有紗は脱力してしまった。どうして父はこんなに不思議なことを考えてしまったのだろう。
実家に居た頃には毎日のように話をしていたが、この頃は連絡をすることすら希になってしまっている。それでも母とは買いものに出かけたり、外食に行ったりともしていたから、自分の状況は父にも伝わっているはずだった。
何も問題はないと勝手に思い込んでいたが、父は何も言わなくても、ずっとそれを気にしていたのかもしれない。
「お父さん痩せたでしょ。有紗の彼氏がとても素敵な人だってわかってるから、これが父親かってがっかりさせてしまったらいけないって、ちょっと頑張ったのよ」
痩せたのは心労ではなかったようだけれど、娘の恋人を拒絶しようとしながらも、恥をかかせまいとして努力をしてみたりと、父にも葛藤があったのだろう。
どうしようもなく不器用だけれど、神長に対して似たようなことをしていた過去がある。やっぱり親子なんだなあと感じると、腹立たしさも失せていく。
実家に居た頃には毎日のように話をしていたが、この頃は連絡をすることすら希になってしまっている。それでも母とは買いものに出かけたり、外食に行ったりともしていたから、自分の状況は父にも伝わっているはずだった。
何も問題はないと勝手に思い込んでいたが、父は何も言わなくても、ずっとそれを気にしていたのかもしれない。
「お父さん痩せたでしょ。有紗の彼氏がとても素敵な人だってわかってるから、これが父親かってがっかりさせてしまったらいけないって、ちょっと頑張ったのよ」
痩せたのは心労ではなかったようだけれど、娘の恋人を拒絶しようとしながらも、恥をかかせまいとして努力をしてみたりと、父にも葛藤があったのだろう。
どうしようもなく不器用だけれど、神長に対して似たようなことをしていた過去がある。やっぱり親子なんだなあと感じると、腹立たしさも失せていく。