堅物社長にグイグイ迫られてます
心配になりとりあえず着てみることにした。
「おぉ。なんとかまだ入った」
お腹回りと二の腕部分が少しきついけど入ることには入ったからよしとしよう。
久しぶりに身に付けた華やかなパーティードレスに少しだけ気分がうきうきしてしまう。その場でくるくると回っていると、玄関から扉が開く音が聞こえた。御子柴さんが仕事から帰ってきたらしい。
「おかえりなさい、御子柴さん」
パーティードレスを身に付けたまま廊下へ出ると玄関で靴を脱いでいる御子柴さんの背中があった。振り向いて、私を見た彼の目が一瞬だけ見開いた。
「お前、こんな夜中にどこへ出掛ける気だ」
「え?……あ、ああ」
どうやら私のパーティードレス姿を見てこれから外出するとでも思ったのだろう。
「違いますよ。これは今度の創立記念パーティーで着ていこうと思って出してみたんですけど、どうですか?」
その場でくるくると回ってみせようと思ったけれど、勢い余って足が滑ってしまった。
「わっ」
「――おい」
このままでは転んでしまう。そう思ったけれど、いつまで経ってもその衝撃はこない。代わりに何か暖かなものに包まれていて……
「おぉ。なんとかまだ入った」
お腹回りと二の腕部分が少しきついけど入ることには入ったからよしとしよう。
久しぶりに身に付けた華やかなパーティードレスに少しだけ気分がうきうきしてしまう。その場でくるくると回っていると、玄関から扉が開く音が聞こえた。御子柴さんが仕事から帰ってきたらしい。
「おかえりなさい、御子柴さん」
パーティードレスを身に付けたまま廊下へ出ると玄関で靴を脱いでいる御子柴さんの背中があった。振り向いて、私を見た彼の目が一瞬だけ見開いた。
「お前、こんな夜中にどこへ出掛ける気だ」
「え?……あ、ああ」
どうやら私のパーティードレス姿を見てこれから外出するとでも思ったのだろう。
「違いますよ。これは今度の創立記念パーティーで着ていこうと思って出してみたんですけど、どうですか?」
その場でくるくると回ってみせようと思ったけれど、勢い余って足が滑ってしまった。
「わっ」
「――おい」
このままでは転んでしまう。そう思ったけれど、いつまで経ってもその衝撃はこない。代わりに何か暖かなものに包まれていて……