堅物社長にグイグイ迫られてます
「それじゃ、俺はシャワーでも浴びてくる」
そう言うと、御子柴さんはキッチンを離れてリビングの扉へと向かう。ドアノブに手を掛けたところで何かを思い出したのか「なぁ百瀬」と私を振り返った。
「なんですか?」
「明日、建築中の物件の進捗状況の確認に行くんだがお前も一緒に来るか?」
「えっ!?私もですか?」
「ああ。明日の午後三時だ」
それだけ言うと、御子柴さんは今度こそリビングを後にした。
ぴしゃりとしまった扉を見つめながら、私の頭にまたも疑問が生まれる。
どうして私が物件の進捗状況の確認に同行するんだろう?
事務員として働く私の仕事は事務所内でのデスクワークが中心になっている。仕事中の外出といえばお金関係で銀行へ行くときや、役所に書類を提出しにいくときだけ。ましてや、御子柴さんの付き添いで建築中の物件の進捗状況の確認に行くなんてあり得ない。
建築中の物件の進捗状況の確認といえば、工事に遅れはないか、図面通りに進んでいるかなどを建築家自ら確認に向かうことだけれど。そんなところへ建築知識のまったくない私を連れて行ってどうするんだろう。
そう言うと、御子柴さんはキッチンを離れてリビングの扉へと向かう。ドアノブに手を掛けたところで何かを思い出したのか「なぁ百瀬」と私を振り返った。
「なんですか?」
「明日、建築中の物件の進捗状況の確認に行くんだがお前も一緒に来るか?」
「えっ!?私もですか?」
「ああ。明日の午後三時だ」
それだけ言うと、御子柴さんは今度こそリビングを後にした。
ぴしゃりとしまった扉を見つめながら、私の頭にまたも疑問が生まれる。
どうして私が物件の進捗状況の確認に同行するんだろう?
事務員として働く私の仕事は事務所内でのデスクワークが中心になっている。仕事中の外出といえばお金関係で銀行へ行くときや、役所に書類を提出しにいくときだけ。ましてや、御子柴さんの付き添いで建築中の物件の進捗状況の確認に行くなんてあり得ない。
建築中の物件の進捗状況の確認といえば、工事に遅れはないか、図面通りに進んでいるかなどを建築家自ら確認に向かうことだけれど。そんなところへ建築知識のまったくない私を連れて行ってどうするんだろう。