堅物社長にグイグイ迫られてます
ふと隣の運転席を横目で見ればハンドルを握る御子柴さんがいる。
これから新しい家へ私を連れて行ってくれるらしくどうやら本当に今日から入居が可能らしい。
けれど本当にそんな都合のいい物件があるのだろうか……?
だんだんと怪しく思えてしまうけれど、御子柴さんが紹介してくれるのだから信用はできると思う。けれど一つだけどうしても気になることがある。
「御子柴さん。物件のことでひとつだけ確認してもいいですか?」
「なんだ」
運転中のため視線を前に向けたまま御子柴さんが答える。
「私の新しい家の家賃はおいくらなんでしょうか?」
これは今の私にとってすごく大事なことだ。もともとそれほど貯金もないのでなるべく家賃は抑えたいけれど……
「家賃はタダだ」
「えっ、タダ?家賃いらないんですか?」
聞き間違いだろうか。思わず聞き返してしまう。そして念のためもう一度確認する私に御子柴さんは「ああ」と頷いた。
「家賃も敷金礼金もない。食費は多少出してもらうことになると思うが、光熱費などの生活費もいらないし、なんなら家具家電も全て揃っている」
これから新しい家へ私を連れて行ってくれるらしくどうやら本当に今日から入居が可能らしい。
けれど本当にそんな都合のいい物件があるのだろうか……?
だんだんと怪しく思えてしまうけれど、御子柴さんが紹介してくれるのだから信用はできると思う。けれど一つだけどうしても気になることがある。
「御子柴さん。物件のことでひとつだけ確認してもいいですか?」
「なんだ」
運転中のため視線を前に向けたまま御子柴さんが答える。
「私の新しい家の家賃はおいくらなんでしょうか?」
これは今の私にとってすごく大事なことだ。もともとそれほど貯金もないのでなるべく家賃は抑えたいけれど……
「家賃はタダだ」
「えっ、タダ?家賃いらないんですか?」
聞き間違いだろうか。思わず聞き返してしまう。そして念のためもう一度確認する私に御子柴さんは「ああ」と頷いた。
「家賃も敷金礼金もない。食費は多少出してもらうことになると思うが、光熱費などの生活費もいらないし、なんなら家具家電も全て揃っている」