嘘は必ずバレるから
私は意味が分からず、稜をみる


「未来、余命なんぼって言われた?」


あ、そっか、そういう事か


「····余命なんて言われてませんー。私は順調に回復中なんで大丈夫ですー。」


稜は私に早く死んで欲しいのか


「なんだよ。だったら早く良くなれよ。

みんなうるせぇんだよなー。お前の幼なじみって誰だよ、ほんとに幼なじみいんのかよってよー。


あいつも言ってくるし。」


私が邪魔なのか


「ま、それだけだ。じゃあな」


「ねぇ、稜。」


私は自分の手を見つめて病室を出ようとした稜を引き止める


「なんだ?」




「好き。私、稜のこと好きだよ」






「······は?」











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