犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら
やべぇ。めっちゃ可愛い...
なんて心では思いながらも、デレっとしてしまえば俺の負けだと思ってもっと試すように守屋を攻めた。
「さすがにあんなに見つめられたら...なぁ?
やっと俺の事、男として意識する気になった?」
そんな俺の言葉に、真っ赤な顔をする守屋。
もしかして図星か?
なんて、守屋のそんな表情に、俺の期待はどんどん膨らむ。
「別に?この前視察に行ってからなんの報告もないから、同期のよしみで、仕事捗ってるのかな〜って心配してあげただけよ?」
ツンとした表情でそんなことを言っているけど、顔は真っ赤なままな彼女が愛しくて、しかも俺の事を気にしてくれてる現実が嬉しくて、俺はニヤニヤが止まらなかった。
「ったく。素直じゃねぇーな。
ま、そーゆうとこも可愛いけど。」
俺の言葉に悔しそうに、でも赤い顔のままぐっと奥歯を噛むような表情をする守屋。
ほんと、この可愛いの、どうすりゃいい?
なんて思いながらも平常心を必死で保って、ちょこちょこと仕事の話を入れながら、俺は守屋をからかった。
やっぱ久しぶりに彼女と飲んだら、幸せすぎて、守屋が可愛すぎて自分の感情を抑えんのに必死で、かなり酒が進んでしまった。
帰るか。と外に出ると、雪が降りそうなくらい寒かった。
「さみぃー。俺寒いのマジで苦手」
なんて言いながら、いつもの帰り道を一緒に歩く。