女嫌いのイジワル上司を攻略します!
だけど、神様はそこまで私に味方をしてくれるわけじゃなかった。
「37.6℃か...。」
朝起きて体温を測ってブルーな気持ちに陥る。
だけど、昨日よりも身体は楽になってるし、なんとなく乗り切れるような気がした。
朝ごはんのあと、ちゃんともう1回薬飲もう。
そう思いながらリビングに出ると、真帆が朝食を作ってくれているところだった。
「真帆、おはよー」
いつも通り挨拶したつもりだったのに、真帆にはやっぱり私の体調の悪さは伝わったらしい。
「えっ。ちょっと、小夏!
それで仕事行く気?今日外回りよね?」
「うん...。でも、大丈夫!
昨日より全然楽になったし、また薬飲んでいくから!」
そんな風に元気を取り繕った私を、もっと心配するように真帆は私のおでこに手を当てた。
「熱いじゃん...。
本当に大丈夫なの?休んだら?」
「ううん。休みたくないの。今日だけは。」
私がそんなに強く言うことも珍しいからか、真帆は、小夏がそこまで言うなら...。と渋々出勤することに了承してくれた。
「でも、しんどくなったらすぐに上司に言ってよね?心配だから。」
そんなことを言ってくれる真帆はやっぱり過保護なお姉ちゃんかお母さんだ。
「ありがと。真帆」