女嫌いのイジワル上司を攻略します!
真帆の朝ごはんを食べて薬を飲むと、起きた時よりも身体が軽くなったような気がした。
よし。頑張るぞ。
気合を入れて、いつものオフィスに出勤する。
「おはようございます!」
先輩たちにバレないように明るく挨拶をしたら、気合い入ってんね〜。と上手く誤魔化せたようだった。
「マコ、そろそろ行くぞ」
いつもよりもさらに落ち着いている倉西さんにそう声をかけてもらって、必要な資料を確認したのち、彼のあとを追った。
「忘れ物ねぇよな?」
ふたりで車に乗り込んで再度必要書類の確認をすると、早速取引先に向けて車を進める。
何気なく車に乗ったけど、倉西さんが運転してる車に乗ってるんだ...と思うと急に心がドキドキし始めた。
運転する倉西さんが見たくて、彼にちらっと目を移してみると、ハンドルを片手に余裕たっぷりの様子で運転する姿が似合いすぎて思わず見とれちゃいそうになる。
「なんかお前、緊張してねぇ?」
そう言いながらクスッと笑う倉西さんは自分の魅力に私が惹き付けられてることなんて、考えてもないんだろうな。