女嫌いのイジワル上司を攻略します!
「付き合ってくれてありがとな。
今日はなんか、マコに珍しく助けられた気分。」
「えぇ〜珍しくってそんなことないでしょ〜?!」
「いや、珍しいだろ。かなり」
「も〜!倉西さんっていっつも意地悪ゆってくる〜」
さっきテンションが下がったばっかりなのに、マコと呼ばれて、助けられたなんて言われてしまったら、チョロい私はすぐにご機嫌に戻る。
それに酔いも相まって、いつもより砕けた言葉になっているのは自覚済みだけど、色んな倉西さんを知った今日は、なんか彼が少し近づいた気がして、そんなことも許されるような気がした
「まぁな。俺わりと人のこといじるの好きなほう。」
「っぽいです〜!
彼女とかいっつもからかってそうなイメージ!」
なんて軽い気持ちで言ってしまってから、これはやってしまったのではないかと後悔した。
「ま。そーかもな」
少し切なそうにどこか遠くを見つめているような悲しい瞳を浮かべて答える倉西さんが本当に痛々しく見える。