女嫌いのイジワル上司を攻略します!
そこから、2社のプレゼンを聞いて、やっとうちの番が来た。
これまでのプレゼンもだいぶハイレベルで、どれだけウチの印象を残せるかが勝負と言ったところだ。
そう思うと、マウスを握る右手にやけに力が入っちゃうけど、とりあえず頑張るしかない。
そう気合を入れると、倉西さんが発表台の上に立った。
しばらくの沈黙で、緊張感が漂う中、プレゼンはスタートした。
「みなさん、こんにちは。Essential Styleから参りました。倉西 潤です。
結構、B級の名前なんですけれども...
僕自身とこのプレゼン内容はS級をきわめてきましたので、皆様、聞き逃さないように、それからこの割とイケている顔をしっかり覚えて頂くように、お願いします」
倉西さんが話し始めた瞬間に、聴いている人はみんな彼の方を興味深く注目し、さらに大きな笑みを浮かべた。
よし。ツカミは完璧。
それからも、笑いを入れつつ、内容をしっかりアピールしつつ、プレゼンは終了した。
私も倉西さんのアイコンタクトのおかげで、クリックのタイミングを間違えずに済んだし、キラキラと輝く彼と働けていることを本当に誇りに思った。