女嫌いのイジワル上司を攻略します!
そんなの...。全然前に進めてないじゃん。
私なら変われるかもって。
私のことが大事だって。
そんなの。倉西さんの思い込みだ。
あんなにいつも切なそうに苦しそうにしてたくせに。
忘れられてるわけなんてないじゃん。
そう思っていると、室見さんが自分のPCで調べた情報を少し興奮気味に話した。
「やっぱり!
倉西さんと宮田小夏さん、出身大学も生まれた年も一緒です!
それに、大学時代打ち込んだこともアルティメットだって宮田小夏さんは答えてます!
前に倉西さんもアルティメットしてたって言ってましたよね?
珍しくてすぐ名前忘れられるけど、よく覚えとけよって言ってたの覚えてます!
やっぱり元カレ元カノってとこすかね〜」
室見さんの意見に誰も、確かに。と言わないのはきっと、倉西さんのことが好きな私を気遣ってのことだ。
この部署で私の気持ちに気づいてないのは室見さんだけだって、倉西さん本人が言ってたし。
だけど、やっぱり鈍感な室見さんはそんな空気も気付かず、さらに私にナイフを切りつけた。
「そっか〜。
だからか〜。あの女嫌いの倉西さんが小夏ちゃんのこと『マコ』とか呼ぶから変だと思ったんですよね〜
小夏って呼んだら思い出しちゃうからっすね」