異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私は瞬殺で、ライのゴッドハンドに落ちた。
そうして訪れた夢の中、私はこれまた超絶お得でおいしい極楽を揺蕩っていた。
むふふふふ。
夢の中でも私はお姫様で、ふかふかの肘付き椅子にふんぞり返って、王子さまにかしずかれていた。
不思議なことに、王子さまの顔はどうしてか覚えていない。
だけど王子さまはものすごく大柄で筋肉質で、吹けば飛ぶような、世のなよなよしい 王子さまとは一線を画していた。
かしずく王子さまの足もとには、私への献上品と思われる目にまばゆいばかりのパッケージの山、山、山。
「お姫様、今日はお姫様の好物をお持ちしました。某フライドチキンショップのチキンにポテト、特製のシロップで食べるビスケットもございます。こちらは某バーガーショップのレギュラーメニューをひと通り。こちらは某ドーナツショップの……」
王子さまはとろけるように優しい笑みで、私にいっぱいのジャンクフードを次々に差し出した。
それらは前世で 私が、どれもこれもその存在を知りながら一度も口にしたことのない、キラキラとまばゆい憧れの品々だった。