異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「そうですね。正直言いますと、ここ最近はかなり実家からの戻って来いコールがうるさくなっておりますわね」
 ……当然のことだ。
 伯爵令嬢のアイーダが、ずっと私付きの侍女でいられるわけがないのだ。結婚適齢期に差しかかるアイーダ自身の結婚や、実家の事情もあるだろう。
「姫様、どんなに望んでも、現実問題私がずっと姫様付きの侍女として仕えることはできません。いつか私は、姫様のおそばを離れます」
「うん……」
 アイーダは伯爵家のひとり娘だ。ならばアイーダは、いつか実家に戻り、婿を取って家を継ぐ。
「けれど姫様? 私がおそばを離れるときは、姫様の幸せを見届けてからと決めています。姫様が痩せて今より美しくおなりになって、素敵な殿方と結ばれるのを見送って。それでやっと、私も自分の恋愛や結婚に本腰が入れられるというものですわ」
「え!? アイーダ、それって大丈夫? 行き遅れになっちゃったりしない!?」
 私はこの体形だし、結婚はもとより、恋愛だってないだろうって思ってた。
 この先、私がダイエットに成功してモテモテになっちゃったりしたら、その時は恋愛も結婚もあるかもしれない。


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