異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「ゴ、ゴホンッ! ではマリーナ、水に入る前に準備運動からだ。足を一歩横に、前屈!」
かなり無理矢理な咳払いをひとつして石化を解くと、ライは準備運動を指示した。
「にーに、さんし。にーさんし」
こうしてプールサイドでライとふたり、みっちり準備運動をして、いざプールへ。
そしてプールを目にした瞬間、今度は私がピキンと固まる。
……やっぱり、潜水訓練用の特殊プール!
緊張に、ゴクリと喉を鳴らす。
しかも、今さらだけどテンプーラ王国民は結構大柄。平均身長は日本人の比じゃない。
このプール、手前の浅い部分の水深で一・五メートル。奥は水深七メートルにもなる。
ちなみに私の身長は、テンプーラ王国の一般女性の平均よりも小柄で、およそ一六〇センチ。
頭頂から顎までが、およそ二〇センチ。ならば、水深一・五メートルのプールに私が浸かるとどうなる!?