異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
私の泳ぎを上から監督しようという魂胆のようだ。
「はぁい」
……えぇえぇ、泳げばいいんでしょ。というよりも、泳がなきゃ終わらないんでしょ。
私は若干ヤケになって、フンガッと鼻息荒く息を吸い込む。そうして勢いよく頭からザバンと水中に潜ると、プールの壁を蹴って泳ぎだす。
……だけど、そうだな。水中って、重力から解放されてすごく身軽な感じがする。
うん、私、水の中って結構好きかもしれない。
泳ぎながら、そんなことを考える余裕も生まれていた。そのまま、私は無事に往路を泳ぎきり、壁にタッチした。
その時、ふと、壁に設置された金属製のレバーに気づく。目の前の泳ぎにあっぷあっぷだったときは気にもしなかったのだが、一度気づいてしまえば気になって仕方なかった。
……これ、なんだろう? 好奇に突き動かされ、金属製のレバーに手を伸ばし、グッと掴んで下げた。
ゴブンッ——。