異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「ねぇライ、こういう呼び出しってよくあるの?」
「あまりあることではないが、急な確認事項が発生した折にはまれにある」
「そっか。ライの指導が中止なら、私は自主練をしてればいい?」
「いや、明日の午後は休みにしようと思う。ちょうど明日が公休にあたっていたリィ・ヴァーウンドから運動指導の代理の申し出もあったのだが、減量は順調に進んでいるし、ここまで二十日間、連日休みなしで鍛錬をしていることも気になっていた。だからこの機に、半日休みにしよう」
 ……休み、か。
 聞かされた半日の休みが、うれしくないと言ったら嘘になる。街で観劇をしたり、ショッピングをすれば、もちろん楽しめるに違いない。
 だけど不思議なことに、この時の私には、ライと一緒に汗水流して鍛錬をする日常の方が、魅力あるもののように感じられた。
 とはいえ、ライが議会に呼び出されたとあっては仕方ないし、リィに運動指導の代行を任されるよりはずっといい。
「どうした? 久しぶりにアイーダと街に買い物にでも出て、羽を伸ばしてくるといい。ただし、買い食いは禁止だがな」


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