異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「さぁ、マリーナ様。試しにどうぞ、召し上がってみてください」
「っ!!」
……目の前には、粉砂糖がかかった、コロンとまぁるいチョコレート。
しかも、この中には、生クリームがたっぷり詰まっているという……。
今、私があーんと口を開ければ、そのチョコレートはポンッと口内に飛び込んで、とろけるおいしさを伝えてくれる。
目はチョコレートに釘づけで、口の中はありていに言って、もうじゅるじゅる。
……ゴックン。
「姫様―!?」
ア、アイーダ!? 聞こえてくるアイーダの声にハッとして振り返れば、騎士団棟の方からこちらに向かって駆けてくるアイーダの姿が見えた。
私がなかなか食堂に現れないことを心配し、わざわざ運動場まで探しに来てくれたようだった。
「ごめんリィ! 私、アイーダが探してるからもう、行くね!」
私はそう言って、くるりとリィに背中を向けると、逃げるようにアイーダに向かって駆け出した。
……あ、コレ。