異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
途中で、手に握ったままの瓶に気がついた。
……ちゃんと正直に言って、これは後で返そう。
こういうのは、きっと曖昧な態度が一番駄目。じゃないとまた、リィは私になにかくれようとするだろう。
食べもしないのに、曖昧にもらっておくのは、リィに対しても失礼だ。それで、食べ物の差し入れは今後受け取れないって、ちゃんと伝えよう。
私はもらった瓶をポケットに突っ込んだ。
「アイーダ、遅くなっちゃってごめん!」
「なかなか食堂にいらっしゃいませんから心配いたしましたわ。どなたかとご一緒のようでしたが?」
アイーダからは死角に入っていたようで、私と一緒にいたのがリィだとは気づいていないようだった。
なんとなく、リィを警戒するアイーダに一緒にいたのがリィだったと言えば、悪戯に心配させてしまうような気がした。
「……ちょっとね。それよりアイーダ、私もうお腹ペコペコ!」
そんな思いから、私はあえて告げることをせず、口をつぐむことを選んだ。
「まぁ、でははやくお昼にいたしましょうね」
私はアイーダと並んで食堂に向かった。