異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
「ごちそうさまでした!」
「それでは姫様、私たちもそろそろ出かけ ましょうか」
「うん! アイーダと外出なんてずいぶんと久しぶりだね」
「ええ、ほんとうに」
こうして私とアイーダも昼食を取った後、実に二十日ぶりに騎士団を後にした。
騎士団を出ると、私は迷いのない足取りで王都の中央通りとは反対の方向に歩きだす。
ちなみに、テンプーラ王国は治安がいいから、日中なら女性のふたり歩きだってなんの問題もない。
「マリーさま、本当にお買い物しなくてよろしかったのですか?」
隣を歩くアイーダが問いかける。
王女の看板を掲げて歩くわけにはいかないから、今の私は貴族令嬢の「マリーさま」なのだ。
「うん。だって、どんどん体形が変わってる状況で、身につける物は買いにくいよ。それに、大通りはどうしたって食べ物の誘惑が多いから」
食べる気なんてさらさらない。だけどやっぱり、見れば目が食べたくなってしまうのが私の性。