異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
流れの中で長く石同士で研磨され、すっかり角が取れてまるくなった小石は、宝石のようでもあった。
「あら、たしかに綺麗ですわね」
「でしょう!?」
私はうれしくなって、川底から綺麗な石を探しだすのに夢中になった。
……えぇーん——。
ん? すると私の耳に、小さく誰かの泣き声が聞こえてきた。
「アイーダ、誰か泣いてる?」
「えぇ、子どもの泣き声でしょうか」
「行ってみよう!」
私とアイーダは顔を見合わせて、泣き声の聞こえてきた川の下流の方に歩き出した。
「ぇえーーん! あんちゃん、痛いよぉ!」
すると、少し川を下った入り江 で、魚籠を手にした子どもたちの姿が見えた。
「ほら、泣くなよ! 家に帰ったら手当てしてやるから!」
「だって痛いんだもん!! ぅぇええーーん!」
ふたりの子どもは兄妹のようで、兄が泣きじゃくる妹をなだめていた。
「ふたりとも、どうしたの!?」