異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~


 ちなみにチロルは、早々に私の膝で寝息を立てている。
 あぁ、そういえば、昨日はライの帰りを待っていて、眠るのが遅かったんだっけ……。 駄目だ、このままじゃ私、寝ちゃう。
「ねぇカール、ふたりは今日は川遊びに来たの?」
 私はとろんと下がってくるまぶたに抵抗するように、隣のカールに向かって話しかけた。
 隣のカールも、ふわぁあっと、特大のあくびをしながら眠たそうな様子だった。
 とはいえ、この陽気じゃ、誰だって眠くもなるというものだ。
「うーん、半分は遊び」
 私が水を向ければ、カールは少し考えるようにして、こんなふうに答えた。
 カールの返答に首をひねる。
「じゃあ、もう半分は?」
「うまくすれば今日 の晩飯、取れるかと思って来たんだ。今、テンツユ川の水が減ってんだろ? それに付随して入り江の水まで減って、今なら小魚が素手でも取り放題だからさ」
 あぁ、そうかぁ。入り江は小魚のすみかになってるから、良質な漁場なんだ……。
「うん、うん……」


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