異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
カールの話にうなずく。だけどうなずいていると見せかけて、本当のところ、こっくりこっくりと舟を漕ぐ。
「だけど、そろそろ護岸工事も終わるはずなんだよな。いつだっけなぁ、堰をはずす予定日……。まぁ、いっか。マリー、俺ちょっと寝るな……」
カールはなにかを思い出そうとしているようだったけれど、最後はあきらめたようにゴロンと寝転んで、そのまま眠りの世界へと旅立っていった。
「うん……、私もちょっとだけ……」
それはとても重要そうな内容な気もしたけれど、私もまた襲い来る眠気の波には逆らえず、チロルを抱いたままカールの隣にゴロンと寝転び、ふたりの後を追うように眠りについた。
その眠りの世界では、不思議な夢が展開されていた。
私は最初、きれいな泉でちゃぷちゃぷと足だけで水遊びをしていた。 すると途中、なぜか泉は前世の 日本で見た、流水プールに変わる。流水プールはけっして激流ではないけれど、いかんせんその水量が多い。
うわっ!?
大量の水を全身で受けて濡れネズミになると 、張りつく衣服の感触がとても不快に感じられた。