異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
……う〜ん、服がビタビタしていやぁ。
『マリー! マリー! 起きてっ!!』
なぜか、遠くから、危機迫るカールの叫びが聞こえる気がした。
……ん? なんだろ?
若干の疑問を抱きつつも、しばらくは流れに乗って、流水プールをぷっかぷっかと浮かんでいた。
『マリー、起きてよっ!!』
けれど、段々と水流の勢いが増してきて、やがて私はなす術なく押し流された――。
「え! えっ!? う、うわぁあああーー!?」
「マリー起きたっ!?」
押し流された衝撃で、私はカッと目を見開きながら飛び起きた。
「なっ!? なにこれっ!?」
見開いた目に飛び込んだ光景は、夢で見た状況に勝るとも劣らない……、いや、むしろ夢を投影したかのような衝撃的な物だった。
状況は眠りに落ちる前と、一変していた。なんと、私たちは驚くべきことに川のド真ん中に取り残されていた……! いや、もともと小山は川の真ん中にあったのだけど、小山は川べりから陸続きに突き出るような形状でつながっていたのだ。