異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「これの足にそれぞれカールとチロルの胴を通して、ふたりの体をつないでおくの。それで、私とカールの体もつなぐ。そうしておけば万が一の時、三人がバラバラに流されるのを防げるから。チロルを守るためにも、今はかぶって!」
「わかったよマリー! ……チロル、立って」
「うん、あんちゃん!」
 裾よけの用途を理解したカールは力強く答え、すぐにチロルと共に、裾よけをかぶり始めた。
「ふたりの手足の動きは妨げないようにしたいから、裾口までが脇の下からお腹に収まるように、たくし上げてたるませちゃうの、……うん、そんな感じ! それならちゃんと両手足の自由も利くね!」
 ふたりの様子を横目に見つつ、私はワンピースの腰紐を解いた。そしてその腰紐で、今度はカールの体と私の体をしっかりと結びつける。こうしておけば、三人が散り散りになることもない。
 私が結び終えたまさにその時、わずかに水面から出ていた小山がついに、水流によって完全に水没した。
「ぅわぁっ!」


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